少年野球のピッチャーの肩・肘の痛み
こんにちわ
今回は、小学4年生:少年野球ピッチャーの肩・肘の痛み。
主訴:一昨日、ピッチング後、肩が痛んだが翌日にはなくなった。しかし、本日ピッチング練習後、更に痛みが強くなり出現したため来院。
この子はサウスポーの為、患側は左。投球動作の腕を後ろに引く動作(いわゆるコックアップ期)に上腕後側・外側に痛みが走るそう。
画像
検査:屈曲(-)伸展(-)内旋(-)外旋(-)
外転時、90°付近で一瞬ピキッと痛むが90°以上では(-)
体幹:左回旋ROM↓他(-)
骨盤:左短下肢(左骨盤上方)
野球やゴルフ、テニスなどのスポーツは同じ方向への動きが多いため、身体は歪みやすいというのは、少し考えればわかりますね
更に同じ方向ばかり負荷がかかるわけですから、筋肉の付き方も変わってきてしまいますよね。
特に子供の頃はちょうど成長する時期ですから、しっかりメンテナンスもしていかないと将来、身体に不備がでてしまうわけです。
この子の場合も身体のバランスが崩れていたことにより、上腕に無駄な力が入ってしまって痛みが出ていたのでしょう。
身体の歪みを引き起こしているのは、やはり骨盤です
骨盤周りの治療をすると肩を触る前に
Iくん「あれ?痛くない!」
私「ちょっと投げる動作をしてみて」
ブンッ
Iくん「平気です!」
治療前に
「同じ野球クラブの〇〇くんは、ここで一回で治ったって言ってたよ」なんてプレッシャーを与えられていたので、内心ホッとしました(^.^)
東京オリンピックに野球が復活することも決まりましたし、将来日の丸を背負ってプレーする若きエースに期待です(^_^)
肩が痛くても、肩をマッサージするような治療では、いけません。
身体をしっかりと診てくれる治療院をおすすめします。